ヤマブドウ

ヤマブドウ

Vitaceae Vitis.coignetiae

山地の林縁や沢沿いにみられるブドウ科のつる性木本。

大型の葉で、木々に絡みつき覆いかぶさるように成長するため遠くからでも目立つ。

秋には甘酸っぱい黒い果実をつける。 生食にもできるが、ジュースやジャムにするのが一般的。 酒税法ではヤマブドウはブドウとみなされるため果実酒葉作ってはいけないらしい。くそが国税局。

最近ではヤマブドウに注目が高まり、ワイン造りや栽培の研究も盛んにおこなわれている。 理由としてはいくつかあるが、市場に出回っているブドウと比べてポリフェノール類やその他の栄養素を多く含んでいることがあげられる。

野山でみられるブドウ科の植物で食用として用いられるのはこのヤマブドウだけである。

果皮の表面には白い粉が吹いたようになる。

葉は大きく、五角形のようになる。 落葉性であるが、葉はやや厚い質感でこんなのに覆われたらひとたまりもない気がする。

鋸歯はそこまで目立たない。

樹皮は濃い褐色で縦に非常に裂けやすい。

樹皮やつるは籠として古くから利用されている。

ヤマブドウ
大きい葉で覆いかぶさるように成長するブドウ