クチナシ
Rubiaceae Gardenia.jasminoides
静岡県以西から沖縄にかけての温帯によく見られるアカネ科クチナシ属の常緑低木。
Rubiaceae Gardnia jasminoides
クチナシは6月の梅雨入りごろからアジサイの隣でひっそりと咲いている花。
白い花には非常に強い甘い香りがある。 花弁の裂ける数は6~8枚の個体差がある。
京都では御池通に沢山あるが、虫に食われた葉が多く見た目は汚い。
しがみつくように花がついたままなのは花にたまった栄養分を茎のほうへ戻してから散るためである。
原材料名のクチナシ色素はこの実から取れた色素なのでめちゃくちゃ安全。
八重咲の花は結実しないが、香りと見た目の美しさから人気。
将棋盤の足がクチナシ形であるのは”観戦者にクチナシ”というように静かに試合を見るだけにしようという意味も込められている。
Column~ \n クチナシ色素
葉は長さ5~10㎝、幅3~4㎝の長楕円形。 基部はクサビ形で葉先は急に鋭くとがる。
全縁で表は光沢のある濃緑色で波打つような側脈がきれいに並ぶ。
基本的には対生するが、 頂部や枝の出るところは3輪生となる。 葉の付け根には卓洋が筒状に枝をまく。
頂部の芽は非常に細くとがる。
甘い香りのする白い花。着色料から薬まで万能の植物