コゴメウツギ

コゴメウツギ

Rosaceae Neillia.incisa

山地に生える落葉低木で名前に”ウツギ”とあるが、バラ科のスグリウツギ(コゴメウツギ)属

見分け方

葉はふつう3裂する。株立ち樹形でこの形の葉を持つものは少ないので見分けやすい。 樹皮は灰褐色で当年枝は紅褐色を帯びる。

冬目は赤褐色。主芽のそばに副芽も存在する。

白く見えるのは萼片で、黄白色に見えるものが花弁。 5㎜程度の小さな花で砕けた米粒のようにみえることから”コゴメ”と言われるようになった。

日本でみられるスグリウツギ属(neillia)は本種とそれより少し大型のカナウツギの二種のみ。 カナウツギは分布域が限られており、冷温帯のとくに関東西部~中部地方、とくに静岡県東部の太平洋側に多い。

コゴメウツギ