アズキナシ
Rosaceae Aria.alnifolia
北海道から九州の温帯の山地にみられる落葉高木。
樹皮は灰褐色で縦に細い裂け目が入る。 また、白い斑点の皮目が並ぶ。
枝にも同様の皮目が等間隔に並ぶように見えるため”ハカリノメ”の別名を持つ。
秋にナシ状果実が赤く熟すことが和名の由来。
初夏の花は白色で控えめな美しさであり、紅葉も美しい。
このため、雑木ブームで庭に植えることが人気となった。
葉は卵型楕円形で 1~2㎝の葉柄を持ち互生する。
表面には8~11対の葉脈がへこんで直線的かつ等間隔に並び、目立つ。
同じアズキナシ属のウラジロノキよりも楕円形に近く、重鋸歯が目立たない。 葉裏もそこまでしろくならない。
両面ともに主脈上に軟毛があるが成長するとほぼ消える。
ハカリノメのような直線で平行にのびる鋸歯。