アコウ
Moraceae Ficus.subpisocarpa
和歌山、山口、四国、九州、奄美諸島から琉球諸島にかけての海岸沿いによくみられる高木の常緑樹。
幹から太い気根を出して、岩場やほかの木の上に絡みつくように生える。
樹皮は灰褐色で成長すると縦に皮目が細かくみられる。
葉は15㎝程度で幅はほぼ中央で5~8㎝。 葉柄は葉身の1/3~1/2の長さ。
光沢のある厚い質感の葉で枝先に束状につく。
若い枝や葉柄はやや赤みを帯びることがあり、イチジクを小ぶりにしたような形の果実がびっしりとついて赤く熟す。
基部で大き区分機する3脈が目立ち、主脈を除く2本は少し先で不明瞭になる。
常緑樹であるが不定期で一斉に落葉することがある。
暖かい地域の海岸沿いでみられる気根を出す木