ムクゲ

ムクゲ

Malvaceae Hibiscus.syriacus

中国中南部原産の落葉性低木で街路樹としてよく見られる。

ムクゲ
(京都市7月)

平安時代のころから日本に入ってきており多くの品種が作り出された。

ムクゲ
ピンク一色の花

葉は浅く3裂し、3本の葉脈が目立つ。

ムクゲ
同じアオイ科フヨウ属のフヨウは5角形の葉形である。

花はハイビスカスを感じさせる5枚の花弁と中心部のあざやかないろ、花粉をつけたおしべと長く突き出た柱頭が特徴。 一般的なハイビスカスと違うのは長く突き出た花柱の下から上までびっしりとおしべがついていること。(いわゆるハイビスカスは先端のほうにのみつく)

ムクゲ

花の少ない夏を彩る街路樹で7月から9月にかけて常に咲いているが花自体は1日花(朝に咲いて夕方にはしぼむ)。 生育旺盛であるため、次々に新しい花が咲き続ける。

ムクゲ
つぼみがいくつもできている

果実は球形で黄褐色の星状毛が生える。 熟すと5裂して種子を出す。

韓国の国花として一般的に親しまれているが、韓国に自生していない。韓国ではムグンファと呼ばれる。

ムクゲ
これも韓国にゆかりのあるムクゲ (京都市御池中学校西面8月)

ムクゲ
幹のほうから高く株立ちする樹形が特徴的なハイビスカス属